2015-04-09 第189回国会 参議院 本会議 第12号
財政の節度が完全に失われた国の行き着く先は、財政破綻、長期金利高騰、金融システムの健全性の毀損、そして悪性の物価高による国民生活の困窮であることは歴史が証明しています。 目先の経済指標のために無用にリスクを増大させ、さらに、株価をつり上げるために国民の虎の子である年金まで注ぎ込むアベノミクスは、もはや経済政策と呼べるものではなく、リスクそのもの、アベノリスクにほかなりません。
財政の節度が完全に失われた国の行き着く先は、財政破綻、長期金利高騰、金融システムの健全性の毀損、そして悪性の物価高による国民生活の困窮であることは歴史が証明しています。 目先の経済指標のために無用にリスクを増大させ、さらに、株価をつり上げるために国民の虎の子である年金まで注ぎ込むアベノミクスは、もはや経済政策と呼べるものではなく、リスクそのもの、アベノリスクにほかなりません。
この長期金利高騰のリスクということに対しては、二つの方策を講ずるべきだというふうに考えております。 一つが、アメリカのルーズベルト大統領のもとでとられた金融政策であります。長期金利を一定に維持するということでありまして、そのために必要なら国債の買い切りオペの増額をするということであります。現在、市場参加者の期待デフレ率は、GDPデフレーターで見ると二・三%ある。